We knew the world would not be the same.
A few people laughed,
a few people cried,
most people were silent.
a few people cried,
most people were silent.
I remembered the line from the Hindu scripture, the Bhagavad-Gita.
Vishnu is trying to persuade the Prince that he should do his duty and to impress him takes on his multi-armed form and says, "Now I am become Death, the destroyer of worlds."
J. Robert Oppenheimer
数年前、ふらっとバイクで旅に出てみました。それまで北海道までは行ったことあったけど西日本はまるで未踏だったので、せめて学生の内に見ておこうと。横須賀から西へ西へとひた走り、最終的に九州最南端の佐多岬へと到達するまで、全て自走してみました。
広島はその旅の目的地のひとつ。
もちろん原爆博物館も見てきましたよ。オッペンハイマーが晩年まで苦しみ嘆いた如く、如何なる言葉をも圧倒する「破壊」という事実そのものがそこにはありました。
でも最後に小さな白い花の写真が飾られていました。爆心地の近くで戦後間もなくの内に撮影されたという写真。「50年は草木も生えぬ」と嘆かれた広島に花が咲いた、撮ったヤツは嬉しくてしょうがなかったんでしょうね。そこらに生えている雑草みたいな花ですが、まるで宝物みたいに。
そのまま歩くと窓が大きく開けていて、広島の街が一望できます。現代の主要都市のひとつとして栄える巨大な街です。
「見て見て!あの一輪の花がここまで大きくなったよ!俺たち人間はこんなに強い!!」と誇らしげに笑いかけてくるようで。
それがただただ、嬉しかった。
それがただただ、嬉しかった。